“実際にやってみて思うこと”
2011年7月に「月3万円ビジネス」が発刊され、2012年の元日より30000yen.bizを開設しました。開設以降、誰にでもできそうな事例を作ると同時に、講演やワークショップも平行して開催し、分かち合いのビジネスの普及を目指して活動してきました。石の上にも3年、と言いますが、開設から3年が経ち、いま言えることが4つあります。1.月3万円ビジネス(3-biz)で生計を立てることは可能だということ
実際に可能でした。やってみてわかったことは、初期投資が少なくて済み、失敗しても損失が少ないということを除いては、通常のビジネスとほぼ同じと考えたほうがいいということです。何度もいろんなことにチャレンジできるため、力をつけられるのが3-bizのいいところです。
2.これまで経費のために働きすぎてきたということ
3-bizをやる前に店を経営していたことがありますが、給料と家賃を支払うために、ほぼ毎日営業していたと言っても過言ではありません。大きな経費のかかる仕事を諦めることで、働く時間が短くなりました。これまでやりたくてもできなかったことをやれる時間が持てるようになりました。今はビジネスをうまくやることより、生活の支出を減らすことに重きを置いています。
3.仲間がいないと成り立たないということ
初期投資を少なくするには、仲間が必要です。なぜなら多くの場合、仕事を始めるのに場所や設備、道具が必要だからです。仲間がいなければ、タダで手に入れることはできません。また、分かち合おうにも、分かち合える仲間がいなければできませんし、当然、分かち合う喜びを感じることはできません。多くの仲間に励まされてもきました。
4.月3万円じゃなくてもいいということ
1つのビジネスで月3万円の利益を目指し、複業するのが3-bizですが、実際には月3千円から月5万円ビジネスや、半分パートタイマーのような仕事まで様々生まれました。月3万円という設定はビジネスの高い壁を取り払うために、藤村先生が発明したもの。3万円にこだわらなくても、本にもある非電化パン屋のように、いいこと・好きなことでたのしく分かち合いの仕事ができればいいのです。
次は、 ”3-biz移行を阻害するもの” です。