“会員のみなさんにお願いしたいこと”
長文にわたる設立趣意をお読みいただき、ありがとうございます。少し小難しいことを書きましたが、この設立趣意は僕たちがブレずに活動していくためのものです。長く活動をしていると、無意識のうちに初心を忘れたり、気持ちが弱まったりして、本来の目的から離れていくものです。難しい課題に直面し、真摯に取り組もうとするほど、視野が狭くなりズレてしまうことがあります。ことあるごとに設立趣意を読み返し、原点に立ち戻りたいと思います。 この協会の中心メンバーはこの設立趣意から離れずに活動していきますが、3-bizerや僕たちにご協力くださる方に、これを強いることはありません。なぜならば、3-bizはそもそも私たちのものではないからです。“月3万円ビジネスはみんなのもの”
準備ができ次第、当協会の会員を募集します。会員になってご協力くださる方には、何らかの会員特典はありますが、団体や会員という枠を作ることによって、自分たちの活動を制限したり、ほかの方の活動を阻害してしまっては、設立の想いとは逆効果になってしまいます。協会はいいこと、好きなことで起業する人を応援したいだけです。会員以外の人がいいこと、好きなことで稼ぐのは、当協会にとって喜ばしいことです。“とはいえ、力はお借りしたい”
協会の目標は、僕の力だけではとても達成することはできません。できるだけ多くの人と同じ方向を向いて目標を達成していきたいです。 これから目標達成のためにどのような力が必要なのかを考え、仕事を小さく分割して随時募集していきます。もちろん競争の世界に軸足を置いている方にも、この活動の意義を認めてもらえるようでしたら、少しでも力を貸していただけると嬉しいです。お借りした力を、必要な方へとつなげていきます。 同じ想いで協力してくれているとこちらは解釈しますので、お返しまで十分に気が回らないかもしれません。ただ助けてもらうだけでは、こちらも両手を挙げて喜べないですし、いい関係が続かないと思います。どうかあなた自身のメリットも見つけながら、協力してください。例えば、同じ目的を持つとか、いい経験にするとか、仲間ができるとか、自分の宣伝になるとか、何でもいいのです。あなたのメリットになる交換条件があれば、いくらでも提案してください。“制約を取り払おう”
僕が会員のみなさんにお願いしたいのは、積極的に様々な制約を取り払おうとしてみてほしいということです。制約がなくなり、仲間がいれば、この世がなんと自由なところかがわかるでしょう。小さなことなら、思い描くことはだいたい実現できる、そんな気になるでしょう。そうなれば、できることがもっと増えてきます。 例えば、都会で焚き火ができない。ならば、みんなで焚き火ができるところを作りましょう。理解を広げて、手順を踏めば、不可能ではないはずです。田舎に引っ越してしまうという手もあります。 また例えば、田舎は人が少なくて、仲間なんてできない。ならば、今から仲間を集めましょう。協会に入って呼びかけてみてください。あなたが都会に出向いてもいいのです。 できない理由より、できる理由を作っていきましょう。“自分にビジネスはできない、もう若くない、と思っている人へ”
あきらめる必要はまったくないと思いますが、自分自身がビジネスをしなくても、できそうなことがあったら、ぜひ協力ください。自論を押し付けることなく、みんなが自由に活躍し、互いに助け合えるように、力を貸してあげてください。あなただからこそできることがあるはずです。そのうち自分にもできるビジネスが出てくるかもしれません。年金で十分に暮らしていける人は、自分で稼ぐこと以上に、これからを担う地域の若者がどうやって生きていくかを考えてみてください。若者がいない地域なら、どうやって若者に引き継いでいけるかを考えてみてください。“協会を活用してください”
課題は人や地域によって様々です。僕はすべての人や地域に通用する手段を持っているわけではありません。でも、自分自身が実践することで、同じ視点を持ち、一緒に考えていくことはできると思います。分かち合いのビジネスの普及を進めるために、協会にあなたの課題やアイデア、やりたいことを教えてください。あなたにできることがあったら、提案してください。協会も年を重ね、協力者が増えれば、手段やノウハウが蓄えられます。アイデアやノウハウを分かち合いながら、共にたくさんのことをたのしく実現していきましょう。平成28年1月1日 月3万円ビジネス協会 代表理事 前田敏之